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Coming旬: 2009年10月
Coming旬Vol.23スミイカ10月
- 2009年10月28日 23:08
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スミイカ
正式名称はコウイカ。大量の墨を吐くことから、関東ではもっぱら「スミイカ」と呼ばれるようになった。アオリイカやヤリイカ、スルメイカにマルイカ(ケンサキイカ)などが属するツツイカ目に対して、コウイカ目の仲間にこのスミイカやカミナリイカ(モンゴウイカ)、シリヤケイカなどがいる。ツツイカ目に属するイカに比べ、丸味を帯びた体型が特徴。足は短く泳ぎがツツイカ類に比べ得意ではない。コウイカは「甲烏賊」と書き、貝殻のような甲を持つ。
シーズンとエリア
関東より西(南)に多く生息し、関東エリアでは主に東京湾から房総半島で狙える。沖釣りの対象としては東京湾内の各船宿が10月の半ば前後にスタートさせる。
産卵は春から初夏で寿命は一年。水深10―100メートルに生息する。浅場の海藻に産み付けられた卵からかえり、成長するまでは岸近くで群れる。成長すると徐々に沖にでて、エビ類や貝類、小魚などを捕食する。
産卵を終えたスミイカは死んでしまうが、春ごろに磯場や砂浜を歩いていると、よくスミイカの死骸やその甲を見掛けることがある。スミイカの甲は歯磨き粉の原料だったこともあるそうで、喘息などにも効果があるとされる。
タックル&仕掛け
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仕掛けで独特なのが、エサとなるシャコを縛り付けて使う「スミイカテンヤ」と呼ばれる専用アイテム。最近では、それと併用してアオリイカ用のエギやマルイカ用の浮きスッテを使うのも一般的となってきた。またテンヤを用いず、エギだけで狙うスミイカ船もポピュラーになりつつある。
竿とリールは専用のものを準備するのが得策だ。2.1―2.4メートル前後で、胴に張りがあって穂先はソフトなもの。重量のあるテンヤを若干キャストできるほどのパワーを持ったモデルがいい。ヤリイカ竿などだと、穂先のパワーがありすぎてテンヤのシャクリ操作に向かないようだ。リールは小型両軸リールか、場合によってやや大型のスピニングリールを使う人もいる。PEラインの2号前後が200メートルほど巻いてあればOK。
道糸の先には、ショック吸収のための先糸(ナイロンかフロロカーボン4―5号)が1.5―2メートル、三ツ又サルカンなどで枝スを出してエギか浮きスッテを結び、さらにその先端にスナップでスミイカテンヤを接続する。エギは2.5―3号、浮きスッテは4号(Mサイズ)、テンヤのオモリは25―30号前後。
スミイカ釣りテクニック
ヤリイカやスルメイカと違って海底付近に生息し、泳ぎも得意とはいえないため、テンヤで狙う層は海底―海底から1メートル付近となる。
シャコの付いたテンヤをゆっくりとシャクり上げ、そのままゆっくりと沈め、着底したところでピタッと止める。スミイカは、動いていたシャコが海底に落ちて静止した瞬間を狙って襲い掛かってくるので、シャクリ後の間が重要になる。アタリは次のシャクリ動作に入った瞬間に「ゴツッ!」と重みが伝わるので、そこから道糸のテンションを緩めないように巻き上げてくればOKだ。
またツツイカ目のイカに比べて非常に濃い墨を大量に吐くので、取り込み時は十分注意したい。墨がカッパや衣服に掛かってしまった時は、乾く前に海水で洗い流して軽く拭き取るのが重要。完全に乾くと洗濯しても落ちなくなるので覚えておこう。釣り上げたスミイカはスカリに入れてキープし、海水の入ったオケにはいれないように。海水で生かしておくと墨だらけになってしまうので気を付けたい。
チェックポイント
コウイカ類のイカは数年に一度、爆発的に発生する年がある。東京湾のスミイカも例外ではなく、その年の差がはっきりしているため「当たり年」はとても楽しめる。
今年は10月の半ばに各船宿がスタートしたが、よい日は船中100パイ超&トップ60パイ超を記録している。ぜひ「当たり年」を満喫してもらいたい。
Coming旬Vol.22イシモチ10月
- 2009年10月20日 13:21
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イシモチ
スズキ目ニベ科、標準和名「シログチ」は、東京湾内のライトタックル船釣りの、秋―冬の人気ターゲットとして「イシモチ」の名で古くから親しまれている。人気の理由は「その手軽さ」だろう。とりわけ子どもや、女性向け、ビギナーへの入門編や船釣り教室などの釣り物となるケースが多い。
シーズンとエリア
9月の声を聞くころより、東京湾内―湾奥の船宿がイシモチを釣り物としてスタートさせる。元来「冬の魚」というイメージだが、スタート直後から好調に釣れ盛るのが普通。
年末年始をまたいで春先の2―3月ごろまで続く。ロングランなので釣果は浮き沈みを繰り返すことも多い。
産卵期は5月か8月とされ、神奈川の八景沖ポイントを攻める船宿の中にはこの産卵期以外も周年イシモチを狙って出船するところも。
狙う水深は10―30メートルと浅場。砂底質主体のポイントに生息し、貝類やエビ類、小魚などを捕食している。
タックル&仕掛け
胴調子の軟らかめの竿で2メートル前後のものが扱いやすい。最近の主流はオモリ負荷20号前後の万能LT竿。キス竿などで代用しても構わないが「リールを小型両軸にしたい」という場合と「向こうアワセ的釣りで、食い込みを重視したい」という場合、先調子でスピニングタックルのシロギス竿は使えないこともある。ただ長めで胴調子のシロギス竿や、「食い込み重視」という理由でマゴチ竿を代用に使う釣り人も多い。リールは小型両軸がオススメ(もちろん、お好みでスピニングも可)。PEライン1―2号か、ナイロン道糸の3―5号前後が100メートルほど巻いてあればOK。
仕掛けは胴突きの2―3本バリ。幹糸&ハリスは2―4号程度で全長1―1.2メートル前後。ハリは丸セイゴの12号やムツ10号、ヤマメバリなどを用いる。オモリは船宿の指定に従い15―30号前後を使用する。
イシモチ釣りテクニック
海底付近に生息する魚で、底狙い中心の釣りとなる。捕食レンジは海底―底から1メートルといったところだ。
船はポイントを流しながら探るので、オモリが底から離れ過ぎてしまっては具合が悪い。かといって道糸を出し過ぎるとオマツリの原因になるので、オモリで底を軽くトントンとタッチするようなセッティングがベター。潮が流れている時に軽いオモリでフケ気味になる時は、常に底ダチを取り直す意識を持とう。
ガクガクッとしたアタリが特徴だが、ここで慌ててアワせてはまずい。向こうアワセ的に、じっくり食い込ませるのがイシモチ釣りのキーポイント。口の軟らかい魚でもあるので、ハリ掛かりが浅いとバレやすい。飲み込ませるイメージで送り込んでもいいほどだ。ただイシモチの口にはギザギザの歯があるので、飲み込まれた場合はハリスをしっかりチェックしよう。
エサをユラユラとなびかせてアピールさせることで釣果が伸びるとされる。青イソメのハリ付けは、シロギス釣りのようにコンパクトに刺し通しするのではなく、大きめのまま頭をチョン掛けにする方が食いがよい。状況によっては青イソメの2匹掛けも有効だ。
食について
白身で上品なテイストの魚。塩焼きやムニエルが最もポピュラーな食べ方だが、新鮮な状態でよく血抜きして持ち帰れば刺身も最高だ。これは釣り人にしか味わえない特権だろう。フランス料理やイタリア料理(地中海料理)の食材としてもバリエーション豊富にレシピがあるほか、中華料理や韓国料理の食材としては非常に高級魚扱いされる。日本でイシモチというと大衆魚に分類されるイメージだが、韓国ではイシモチに塩を振って天日干しにした「クルビグイ」という食材があり、最高級の物は1尾あたり日本円で4―5千円するような高級食材だそうだ。
Coming旬Vol.21ヒラメ10月
- 2009年10月 1日 06:49
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ヒラメ
千葉(外房)から茨城(鹿島灘―常磐地区)にかけて、年間最も釣り人から注目されているのが「ヒラメ」。1年中狙える場所もあるが、人気スポットには禁漁期間が設けられている所もある。当然だが解禁直後の場荒れしていないポイントを攻略すると、食いが活発で数・型ともに高確率で狙えるのでオススメだ。
ヒラメは淡白な白身の魚で、刺身は高級感漂う上品な味わい。特に2キロ前後が食べごろで、貴重とされる「えんがわ」は絶品中の絶品。
引き味としては、青物のような「走る魚」ではないので、やりとりを楽しむ魚種とは言いにくい。しかし5―6キロを超えるサイズになると、スリル感タップリのファイトができる。
「ヒラメ40」とよく言われるように、ヒラメは食い込みが微妙なターゲットで、アワセのタイミングが難しい。だからこそ上手にハリ掛かりさせた時の"してやったり"の感覚が、何とも言えず釣り人を魅了する。
シーズンとエリア
10月といえば、まだ水温は下がりきっておらず、高活性な状態でターゲットに挑めるのが千葉外房全域だ。
11月に入ると、千葉に続き茨城が解禁を迎え、鹿島沖ポイントが先行する。解禁当初はこちらもアタリが多く大釣りの期待が高い。
12月には茨城・大洗沖以北の全域が解禁となり、ヒラメファンは、千葉外房全域から茨城全域を視野に、釣果を確認しながら出向くことになる。
冬になると「寒ビラメ」の愛称で親しまれるが、水温が低下しきってしまうと深場に落ち、活性が高いとはいえなくなる。
ところが、水温低下とともに脂肪分を蓄えるため、脂の乗りがよくなり身も若干肉厚となる。
12月以降、千葉外房での水温は20度を切り平均18度前後になる。この頃よりヒラメの釣果を左右する決め手が「イワシの回遊」となることが多い。というのも、渡りビラメといって、エサになるイワシに付いて泳ぐタイプがいるからだ。
タックル&仕掛け
一昔前は、胴調子で長めのヒラメ竿が主流で、食い込み重視のムーチングアクションを使用する釣り師が多かった。
しかしその後は攻略法や操船によって竿を使い分ける傾向が強くなった。根掛かりのリスクが高いポイント攻略用として、手持ちでタナを素早く変えられ、短めでやや張りのあるロッドも有利とされるようになった。
また船長の操船に応じた竿の使い分けが必要だ。流し釣りで広範囲に探り、根掛かりも比較的少ないようなら胴調子のロングロッド。ピンスポットの根周り攻略なら、手持ち用のショートロッドで、6対4か7対3調子が無難だ。
リールは手巻き、電動どちらでも構わないが、80―100号のオモリを用いるような潮流で、水深50―70メートルを探るなら、電動リールが非常に有利だ。
仕掛けは、さまざまに工夫されている市販品よりも、シンプルな仕掛けを自作することで功を奏する場合もあるので覚えておこう。
ヒラメ釣りテクニック
根に付くヒラメの攻略は、手持ち竿でアプローチするのが絶対条件。タナが刻々と変化するケースも多く、底ダチをマメに取り直すのが必要不可欠になる。
大型のヒラメは、海底から浮上して底上3―5メートルでヒットすることもしばしばある。しかし潮流によってはタナが上の方では食ってこないこともあるので、常にこの戦略でアプローチすればよいわけではない。
海底が濁ってしまった時は、エサが底スレスレを泳いでいた方がヒットのチャンスを高めることもある。
日によって攻略パターンを変える必要もでてくるので、周りの釣り人がどのタナで、どんな竿や仕掛けを使用しているかを参考にしよう。
チェックポイント
10月の初期はエリアによって水温が22度以上あることもある。このような場合はエサのイワシが弱りやすい。素早くハリ付けし、イワシを弱らせないように注意しよう。
イワシを手で触る時、手の平を海水に浸し、温度を下げてから触るようにしよう。イワシがやけどしてしまい、早く弱ってしまうからだ。確固たる理由はないが、やはり活きのよいエサには本命が掛かりやすく、弱ったり死んだイワシにはホウボウなどがヒットするケースが多いようだ。





