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Coming旬: 2009年7月

Coming旬Vol.18コマセ五目7月

  • Posted by: tsurisoku
  • 2009年7月21日 09:43
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コマセ五目


090720n7.JPG  春先から新緑の季節まで次々と増えてきた釣り物も、真夏ごろにはひと休み。そんな中、コマセ釣りで狙うアジが梅雨の終わりから夏場にかけて各地で盛況となる。
 コマセ釣りは、片テンビンを介してコマセビシ&吹き流し仕掛けを用いるスタイルと、コマセカゴ&サビキスタイルがある。ビギナーやファミリーでも手軽に楽しめるコマセ釣り。食味抜群のアジやサバをはじめ、ちょっと高級なターゲットも視野に入れながらテクニックを紹介しよう。


シーズンとエリア


 静岡・東伊豆地区の伊東や宇佐美ではカイワリが旬。刺身でも塩焼きでも大変美味なカイワリは、コマセ五目でアジやマダイとともに狙える最高のターゲットだ。
 相模湾ではアジ五目が主体の船宿が多く、小型のイサキや良型のサバ、ハナダイが多く交じる。
 東京湾の剣崎や松輪では「松輪サバ」が旬を迎える。このブランドサバは8月になると普通のサバの5―6倍の高値で取り引きされる。専門に狙う釣り船は限られるが、シーズンにはファンの要望に応えて出船する。
 東京湾奥でもコマセ釣りのアジが好機を迎え、数釣りを楽しめる。また千葉・館山沖では大型カイワリを専門に狙うスポットがあり、外房では北から銚子―飯岡―片貝―勝浦、南房の小湊―鴨川で大型アジが狙える。
 コマセ釣りが全面的に禁止の茨城エリアには「コマセ五目」という釣り物はないが、サビキ仕掛けを用いた「追っかけスタイル」のアジ五目が夏にかけて旬となる。

タックル&仕掛け


090720n10.jpg  五目釣りでは、使用するオモリやコマセビシ(コマセカゴ)の重さに応じた竿を選べばよい。
 30号以内ならライトタックル系の船竿(万能竿)。40―60号ならばイサキやウイリー五目用の竿でよい。やや深場を狙って大型のサバやカイワリを狙う場合は、オモリ負荷50―100号の竿に電動リールがよい。
 サビキ仕掛けは、コマセカゴを使用した胴突き仕掛け。テンビン仕掛けは、テンビンを介してコマセビシを接続し、1ミリ径30センチ前後のクッションゴムに全長1.5―3.5メートルの2―3本バリ仕掛けが主流。
 付けエサはオキアミのほか、東京湾奥では青イソメやイカタン(赤タン)もポピュラーだ。

コマセ五目釣りテクニック


090720n9.JPG  コマセ釣りでは、指示ダナに正確に仕掛けを送り込む必要がある。サビキ仕掛けを用いる時は水深の浅いポイントが多いため、そこまでシビアではないが、水深が深い所では道糸(PEライン)のマーキングを見ながら指示ダナに送り込む。
 指示ダナプラス仕掛けの長さ分深くコマセビシ(コマセカゴ)を沈め、そこからコマセを振りながら指示ダナにセット。撒かれたコマセの煙幕の中に仕掛けのハリが同調するようなイメージが大切。
 タナにセット後、静かにアタリを待つ場合と、竿を振って誘いをかける場合がある。どちらを選択するかは状況やエリアごとで判断すればよい。
 積極的に竿を振って誘いを掛ける場合は、誘い後の「止めの間」が重要。止めた瞬間にアタることが非常に多く、これを意識して誘いの動作を組み立てよう。
 アジバリやムツバリは一度ハリ掛かりするとバレにくい形状なので、基本的にアワせる必要はなく、口切れに注意しながら慎重にリールを巻いてくればよい。

チェックポイント

 
090720n8.JPG   アジは周年狙える釣り物として各地で展開されている。一方のサバは、アニサキスなどの寄生虫を心配する釣り人が多く、各船宿の釣り物に「サバ」と表記されるケースは少ない。しかし、しっかり血抜きした後、氷締めにして持ち帰り、締めサバなど各種料理で楽しむのは最高の贅沢だ。

Coming旬Vol.17夜イカ7月

  • Posted by: tsurisoku
  • 2009年7月 1日 11:17
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夜イカ


090630n4.JPG 茨城エリア・鹿島沖から大洗沖、常磐方面の那珂湊、日立や平潟といった各所で夏本番前にスタートし、秋口まで続く人気釣り物が「夜イカ」だ。
 ターゲットとなるイカは初期にムギイカ。徐々に成長しスルメイカサイズとなり、やがてその群れがいなくなるころ、ムラサキイカ(ゴウドウイカ、バカイカなどとも呼ばれる)へシフトする。
 数釣りできるチャンスが高く、浅いタナで狙えるのでビギナーにも十分楽しめるイカ釣り。竿釣りのほか、さらに数が狙える「手釣り」も人気だ。竿釣りでも多くの場合は電動リールを必要としない水深なので、100―150メートル前後を探る日中のイカ釣りに比べ入門しやすい。


シーズンとエリア


090630n7.JPG 早い年では5月の中ごろからスタートするが、海況によって7月の中ごろからになったりと遅れる年もある。8月の上旬まではムギイカと、それが成長したスルメイカが主体となり、その後ムラサキイカへシフト。9月の終わりごろまで楽しめるのが標準的な釣期。
 エリアは茨城全域といってもよいが、鹿島沖より北部が主体。またそれ以外の関東近郊、千葉や神奈川では夜のイカ釣りがほとんど見られず、静岡では東伊豆や駿河湾方面で初夏に夜のアカイカ釣り、晩秋にかけての夜ヤリイカ釣りがある。

タックル&仕掛け


090630n8.jpg 茨城の夜イカ釣りの水深は深くても40―60メートル。浅場では30メートル以内となるため、手巻きリールのタックルで十分。竿も専用の物を用意する必要はなく、2―2.4メートル前後の長さでオモリ負荷30―50号程度の竿で十分。
 仕掛けはムギイカ、スルメイカ、ムラサキイカともに、3号程度のスッテや11―14センチ前後のプラヅノが5―7本付いた物が扱いやすい。オモリは60号前後で、状況によって50号や80号を使用する。

夜イカ釣りテクニック


090630n9.jpg 誘いで数を伸ばすよりは、とにかく手返しを重視する釣りといえる。手前マツリなどさせず、素早くイカを回収して数を伸ばすのがカギ。
 回遊するイカを船で追い掛けて仕掛けを投入する日中のイカ釣りと違い、船を一カ所に定位させて集魚灯を照らして浅場におびき寄せて釣る夜イカ。イカ釣りでよく使われる「投入器」は必要なく、回収した仕掛けから順序よくイカを外し、再び海中に戻して次の動作に移ると効率的(図参照)だ。
 詳細は省くが「手釣り」を行う茨城の夜イカ釣りのエキスパートは、スッテが20本前後付いた仕掛けを巧みに操り数を伸ばす。仕掛けの幹糸や手繰る手釣り糸が太く、意外と手前マツリが少ない。

チェックポイント

 
090630n5.JPG   イカ類は多くの種で夜行性が強い。日中に活動しないわけではないが、深場を回遊することが多い。夜間、エサとなる小魚などが浅場に上がる時間に彼らも活動する。
 茨城エリアの夜イカは、そういう習性を利用した伝統漁法から派生した遊漁で、初夏の夜釣りの風物詩といえる。
 また、とにかく日本人にとって「イカ」という食材は欠かせない。市場では高級とされるのはアオリイカやケンサキイカだが、釣れたてのムギイカはどんな料理で使っても絶品。また、ムラサキイカは市場に出回ることの少ないイカだが、身が軟らかく刺身や天ぷらで食せば非常に上品な味わい。
 火を通すなら冷凍保存しておいたイカでも十分美味しいので、たくさん釣って冷凍庫にキープしておいてもよい。さらに、さばくのも楽チンなイカは「料理が苦手!」という人にも安心なターゲットといえる。

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