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Coming旬: 2009年5月
Coming旬Vol.15アナゴ6月
- 2009年5月27日 14:31
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アナゴ
ウナギとよく似るが、アナゴの特徴はウロコが完全にない。夜行性のアナゴは日が完全に落ちたころから活性が高くなるため、夕方出船のアナゴ釣りが一般的。都心の船宿では、仕事帰りの「サラリーマン釣り師」も見受けられるのも、この釣り物の特徴だ。
シーズンとエリア
4月終わりごろからスタートし、8月の半ばごろまでが東京湾内の標準的釣期。梅雨時期が最盛期となることが多いが、釣況はムラがあって、よくなったり悪くなったりを繰り返す。早い時間に出船し、シロギスとのリレー釣りとなる船宿も多い。
釣り物としてアナゴを掲げる船宿は、東京湾奥が主体。アナゴの生息域自体は全国に分布するが、東京湾奥以外の外海ではほとんど見られない。
川崎、横浜出船の船宿から始まり、東京都内の各所出船の宿、浦安から木更津エリア辺りまでの千葉(内房―湾奥)各所出船の船宿がアナゴを狙って出船している。
タックル&仕掛け
いずれにしても1.2―1.5メートルの短いものが扱いやすい。リール竿でOKだが、風流な「手バネ竿」を用いるファンも多い。
リールを使用する場合も、スピニング、小型両軸リールどちらでもOK。通常狙う水深は5―10メートル前後で、オモリ20―25号を使うので、それらに対応できる竿&リールならとりあえずOK。
アナゴは「小突き釣り」となるため、専用竿は先調子でコシのある設計となっている。アタリを感じてアワせる釣りでもあるので、胴調子竿は不向きとされる。
仕掛けは、アナゴ専用の釣り鐘オモリを使用し、光モノや装飾品、夜光パイプなどを施した特徴ある物が主流。夜光アイテムの発光色は、その年や潮況によっても違うので研究すると面白いだろう。ハリスは3号前後で、ウナギバリ11号前後がスタンダード。片テンビンを介してハリスを接続する場合や、専用のアナゴテンビン(オモリを中心に左右両テンビン式になっている)を用いる場合、テンビンを用いず釣り鐘オモリの下の輪にハリスを結ぶ場合などさまざまある。
アナゴ釣りテクニック
先に述べたように、アナゴは小突き釣りがスタンダード。船はポイントに到着したら、アンカーを打って停止し、そこで粘っての釣りとなるため、小突いてアナゴを寄せる操作を繰り返す。リズミカルに小突くが、ソフトにしたりやや強く行ったりとバリエーションを持たせよう。
アタリを感じたら一呼吸置いて、鋭く強くアワせるのがセオリー。アナゴは意外にも口の硬い魚で、しっかりとハリに掛けないとバレやすい。
アナゴ釣りの魅力
気になるのは「アナゴってどうさばくの?」というところだが、それもご安心! アナゴで出船しているほとんどの船宿では、その場でアナゴをさばいてくれる。船長が綺麗に処理してくれるから、それを持ち帰るだけでOKと楽チン!
さばき終わった身と中骨は分離されて渡されるのだが、骨を捨ててしまってはダメ! 油で揚げて「骨せんべい」にしていただこう。これもアナゴを使った人気料理で、酒のつまみに最高の一品だ。
Coming旬Vol.14シャクリマダイ5月
- 2009年5月 4日 17:34
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シャクリマダイ
一方でコマセを用いない釣法が「シャクリマダイ」である。地域によっては「エビタイ」や「カカリ釣り」とも呼称される。
一般的には「リールシャクリマダイ(シャクリマダイ)」の名で通用し、「ビシマ釣り」などの手釣り(竿を用いない漁法)と区別するために名づけられたようである。
シーズンとエリア
周年、マダイを狙って出船している千葉外房・大原沖を例に取ると、2―6月に水深60メートルの深場から徐々に30メートル前後の浅場へと移動してくる。そして9―12月には水深20メートルの浅場から、徐々に今度は深場へと落ちていく。
近年注目される茨城・日立沖なども同様に周年狙えるといえるが、ここは寒流域となるため、好シーズンの到来時期に多少のズレが生じる。
東京湾では、久里浜沖、鴨居沖、剣崎沖や松輪沖を狙う「エビタイ」が4月の後半よりスタートし、10月ごろの秋口までが狙い目となる。コマセ釣りエリアと重なるポイントも多く、両者とも浅場に出てきたターゲットを中心に攻略する。
千葉内房・竹岡―保田沖には、伝統的な「カカリ釣り」がある。手バネ竿(リールなしのシャクリ竿)が基本だが、タイテンヤと中オモリを用いてコマセを使用しない点からシャクリマダイの別名とされる。このエリアも周年狙えるが、好シーズンは春と秋に到来する。
竿&リール
以前は、小型両軸リール用だとマゴチ竿やアオリイカ竿(短竿)、スピニングリール用ならばキス竿やメバル竿などが代用されてきた。しかし、このエリアにはこの竿がオススメ! という場合を除いては、代用品はあくまで"帯に短し、たすきに長し"となる場合が多い。
リールは、小型両軸リールが基本だが、最近ではスピニングリールの一つテンヤタックルにも注目である。
仕掛けと付けエサ
一つテンヤ釣法では中オモリを用いずに、先糸2―4号を3―5メートル接続し、その先に2―10号の豆テンヤを結び付ける。しかし中オモリが無い分、沈み込みが遅くなるため道糸をスムーズに送り込めるスピニングリールを使用するとよい。
道糸は、小型両軸リールの場合はPE0.8―2号前後、スピニングリール(一つテンヤ)の場合はPE0.6―1号を使用する。細糸は潮の影響を受けにくく、スムーズなテンヤの沈み込みが可能になる。
両者ともにライトタックルであるため、道糸やハリスの細さのリスクもロッド&リールアクションで十分カバーできる。
道糸とハリスの接続方法は、近年注目されている「ミッドノット」がよい。強度は抜群だが、きちんと接続しないと切れやすいため、結び方はしっかりマスターしておきたい。
付けエサは「サルエビ」などに代表される冷凍エビを使用。テンヤに対して真っすぐになるように装餌するのがポイントだ。
シャクリマダイ釣りテクニック
仕掛けを投入後、中オモリの着底を確認してから数秒待ち、テンヤの着底を見計らって先糸分の道糸を巻き取り、その位置を基準にしてベタ底から1―5メートル範囲のタナを探る。流し釣りでは水深が刻々と変化するため、小まめに底を取り直す。
アタリを感じたら強めのアワセが必要になる。ライトタックルでは、アワセのスッポ抜けを心配するより「ハリの貫通」を優先させる方がよい。
また本命以外の魚がエサに食いつくことも多いため、アタった後に変化がない場合は素早く仕掛けを回収し、エサを付け直して投入を繰り返す。
水温が上昇していく今後は、タナが浮いてくることも多い。したがってポイントの水深の把握と正確な「当たりダナ」を探ることが重要になってくる。
一つテンヤでも釣り方は同様だが、オモリが軽い分、海中のエサが潮の流れに乗って自然に揺らめくため、強くアピールできる利点を持つ。
チェックポイント
「シャクリマダイ」という名からウイリーシャクリ(コマセマダイ)のような釣り方を連想させるが、激しい誘いは必要ない。着底させたらグーッと竿を持ち上げ、タナを切って再度落とし込むことを繰り返す。潮によってはタナのキープが難しい場合もあるが、仕掛けがどのタナを漂っているのか、活性の高いターゲットがどのタナで食ってくるのかを意識して誘うのが重要である。





