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Coming旬: 2008年12月

Coming旬Vol.10ハナダイ12月

  • Posted by: tsurisoku
  • 2008年12月16日 19:43
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ハナダイ


081216n9.JPG  スズキ目タイ科チダイ属のチダイ。関東ではこの魚をハナダイと呼び、沖釣りの人気ターゲットとなっている。漢字では「花鯛」と表記することが多いが、老成魚の前額部が張りだすことから「鼻折鯛」、または「鼻鯛」といった漢字から変化していったとされる。
 関西方面での呼び名であるチダイは、背ビレ部分の鰓膜(さいまく・背ビレ部分のとげととげの間の薄皮)の血がにじんだように赤いことから「血鯛」になったという説や、成長しても40センチ程度と大きくならない理由で「小さい鯛」の意味からチダイと呼ばれるようになった説もある。
 千葉外房や南房の釣り船船長らは、良型で額の出たハナダイを「デコダイ」と呼ぶこともある。

シーズンとエリア


  生息分布は北海道南部以南で琉球列島を除く浅―深場。産卵は秋で北にいくほど早く、九州方面では10―11月ごろ。
 釣期の明確な旬を見付けにくいが、千葉外房地区や茨城地区で年末年始を含んだ冬期に釣り物として掲げる船宿が多い。東京湾、相模湾では通常マダイ釣りの交じり物になってしまうことが多く、久里浜沖や平塚沖などでメインターゲットとなることもある。
 また、お正月用の「タイ」というイメージを定着させているのが千葉銚子外川港や飯岡港、片貝港など。マダイに比べると安定して数が狙え、オデコのリスクも低いことから、正月用のタイはハナダイで・・・という発想。
 色や形はそのまま"おめでタイ魚"なので、年末年始に家族や親せきで集まる時にも人数分釣り上げて食卓に彩りを添えることも容易だ。

竿&リール


081216n10.jpg 昨今のライトタックル系の船竿が向いている。オモリ負荷30―50号程度で2.1―2.7メートル前後、6対4調子の竿でOK。リールは軽量タイプの小型両軸か電動リール。道糸はPEライン4―6号が150―200メートル巻いてあれば問題ない。
 誘いをかけたり、コマセの場合はシャクリを繰り返す釣りなので、持ち重りのしない竿&リールのセッティングが有利。ハナダイ専用設計という竿は市販品が少ないので、ウイリーシャクリやイサキ用竿、サビキアジ用などの万能船竿での代用が可能だ。

仕掛け


   アミコマセを使用するコマセ釣りと、赤エビと呼ばれる生きエビなどを使った釣り方がある。
 コマセ釣りでは小型片テンビンに指定のコマセカゴ(FL60号が一般的)を付け、テンビンの先にはクッションゴムと全長3メートル前後の2―3本バリ仕掛けを接続する。付けエサは一般的にオキアミが使用される。
 一方、エビハナダイと呼ばれる生きエビを用いた仕掛けは胴突きタイプ。下オモリは40―60号で、3―5本を50―80センチ間隔で接続するサビキ仕掛けタイプだ。
 ハリは丸海津12号前後のほか、チヌもOK。ハリスは3号前後で十分。

ハナダイ釣りテクニック

 
081216n8.JPG   群れで生息するハナダイは、活性が高い時には誘いのテクニックも必要ないほどの入れ掛かりが楽しめる。
 水温や潮具合で活性が低い時や群れの規模が小さい時には、コマセ釣りならシャクり上げて指示ダナに仕掛けをセットし、コマセの煙幕に付けエサがうまく同調するように注意しよう。
 エビハナダイ釣りではタナが指示されることは少なく、いったんオモリを底に沈めた後は、幅広くタナを探るため竿を上下に動かし、聞きアワせるような操作を繰り返す。その上下の動き(特に落とし込んだ時)が誘いにもなってアタリを誘発させることがある。

チェックポイント


   ハナダイのコマセ釣りは、コマセマダイなど長ハリスとコマセを同調させて誘うほかのコマセ釣りの基本となる操作を勉強できるよいターゲットといえる。

ハナダイ釣りの魅力


081216n12.JPG   大きくても40センチ超ほどのハナダイ。25センチ前後は立派な大人。このサイズなら、焼き物かつゆに入れて食べると美味しくいただける。食味としては、マダイに比べて若干水っぽいという意見もあり、良型ハナダイを刺身にするとマダイよりも身は軟らかい。そんなハナダイは昆布締めか、シャブシャブなどが絶品なので試してみよう。
 また、ハナダイ釣りでは多彩な交じり物も魅力。一般にハナダイ五目といえば、本命に加えアジやウマヅラハギ、メバルにカサゴ、時にはマダイもヒットしてくる。回遊青物が多い時にはイナダやソウダガツオ、ショゴなども一般的。お正月にめでたいハナダイだが、このようににぎやかで多彩な魚種で楽しませてくれるからこそ、人気のターゲットなのである。

Coming旬Vol.9アマダイ12月

  • Posted by: tsurisoku
  • 2008年12月 3日 11:42
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アマダイ


081203n4.JPG    冬の沖釣りターゲットとして人気があり、ひょうきんな顔をしながら格付けは高級魚。ピンクと紫色の鮮やかなボディーが、年末年始に"めでたさ"を感じさせてくれるのがアマダイだ。
 実はタイと名は付くものの、マダイやハナダイ、クロダイといったタイ科の魚とは分類上異なる。実際にはスズキ目スズキ亜目アマダイ科に属するが、それでもヒットした瞬間に見せる"三段引き"などはマダイのそれ同様に力強く、好ファイトを展開する。
 生まれつき雌が多く、何度か産卵して大きく成長したアマダイが雄に性転換するようだ。このタイプの他魚種にはベラ科、ハタ科、ハゼ科の魚がおり、「雌性先熟(しせいせんじゅく)」といわれる。
 平均的にマダイよりも深い水深に生息し、南日本から朝鮮半島、南シナ海、フィリピン海域の砂泥底に棲む。種類としてはアカアマダイ、シロアマダイ、キアマダイなどがありどれも美味しいが、多く釣れるのはアカアマダイ。希少価値が高く、食味の点で群を抜くのがシロアマダイである。

シーズンとエリア


081203n7.JPG  関西圏では京都などで若狭ぐじと呼ばれて珍重されているが、現在遊漁としてはあまりポピュラーでなく、高級食材としての知名度が先行している。一方の関東圏では、食味の魅力もさることながら、釣趣においても晩秋から冬の人気ターゲットとして釣り人たちの関心を集める。
 エリアは東京湾内と相模湾、千葉外房地区の一部で、毎年この時期に釣り物として掲げる船宿が多い。東京湾内では千葉内房の岩井沖や勝山沖が有名。外房では小湊沖が中心。また、相模湾沖は早川港(小田原)や腰越港(鎌倉)から出船する船宿の風物詩的ターゲットとなっている。

竿&リール


081203n6.jpg アマダイ釣りの専用竿は少なく、多くの人がマダイ竿などを流用するか、中深場用の2.1―2.7メートルで7対3調子といった竿が向いている。
 リールは、道糸PE4―6号が300メートル巻ける中・小型電動リールがほしい。ポイントが水深100メートル以深の場合も多く、オモリは80号以上が一般的なため、手巻き両軸リールでは少しキツい。

仕掛け


   アマダイ用の仕掛けは各メーカーより多数市販されている。2本バリが主流でハリスは3号前後、全長は2.5―3メートル程度。道糸に中型片テンビンを介して仕掛けを接続する。テンビンにはコマセビシではなく80―120号前後のオモリを付ける(エリアによってはコマセ釣りもある)。
 使用するハリはマダイ8号、丸カイズ13号などが標準。ハリスは三ツ又サルカンなどを用いて、30センチほどを接続する。

アマダイ釣りテクニック

 
   使用するエサはオキアミが一般的だが、青イソメなどの虫エサも用いられる。砂泥底の巣穴に身を潜めるアマダイにエサをユラユラと漂わせてアピールするように誘う。
 アマダイは補食行動の範囲が狭いため、海底ベッタリにエサが這うより、底よりもやや上にエサがあることで視界に入りやすい。しかし、エサが上にあり過ぎてもダメで、オモリが着底したらハリス分を考慮して、海底から30センチほど上にエサが漂うようセットする。

チェックポイント


   天候や海況などによって、船の揺れが竿を伝わり仕掛け操作に影響を及ぼしてしまう。そこで、静かな海では短竿で船の揺れが程よいアピールになるようにする。逆に少々海が荒れている時は長竿にしてショックを吸収させる。どちらも、海底から30センチ前後のタナをキープすることを念頭において選択しよう。

アマダイ釣りの魅力


081203n5.JPG  高級料亭の目玉食材として名高いアマダイ。非常に美味なことで知られるが、白身で身質は軟らかく淡泊な味のため、干物やかす漬け、みそ漬けなどにして焼いて食べることが多い。市場に流通している度合いから判断すると、関西方面での人気が高い。

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