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Coming旬: 2008年11月
Coming旬Vol.8フグ11月
- 2008年11月19日 17:32
- Coming旬
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フグ
フグの代表的な釣り方が「カットウ釣り」。これはエサでおびき寄せての引っ掛け釣りとなるが、胴突き仕掛けを併用してエビエサの「食わせ」で釣る方法もある。フグは泳ぐスピードがあるわけでもないが、変幻自在に泳ぐ方向を変えられる特技を持ち、一定の場所で静止してホバリングと呼ばれる体勢で釣り人の放った仕掛けのエサを盗み取る芸達者な魚だ。
そんなフグの魅力は何といってもその食味。一般的にフグ料理は高級フグ料亭でなければ食べられないし、特に関東や都心ではスーパーなどで売られているのもまれ。とにかくその食味に魅せられて通うフグ釣りファンは多いが、どうやったら爆釣となるのか。カットウ釣りのベーシックをおさらいしよう。
シーズンとエリア
フグという魚にあまり季節感は感じられず、とりわけショウサイフグは地域によってサイズや釣れる平均尾数の違いこそあるが、いつが最盛期かを特定するのが難しい。
ショウサイフグは、江戸時代より東京湾で捕獲されたものを食べる習慣があり、関西圏以南のトラフグ以上に関東ではポピュラーな魚だった。
現在でも、遊漁としてのショウサイフグ釣りで最も歴史が深く伝統を感じさせるのは東京湾内。湾奥の船宿をはじめ、多数の船が千葉内房の竹岡沖近辺を中心に出船している。次にポピュラーなのが千葉外房地区。さらに北へ向かうと、茨城・鹿島―日立方面にもフグの得意な船宿は多い。
特に大原港は外房でショウサイフグのカットウ釣りをスタートさせた発祥の地といわれ、また、飯岡地区にもフグの得意な専門宿が多い。大原沖は10月1日に解禁し、翌年の3月いっぱいまでが釣期となる(この釣期はヒラメと並行)。
飯岡地区では禁漁期を設けていないが、今時期の秋口から冬場、晩春、また夏にもよく釣れる時期がある。茨城地区では、日立近辺で夏期にフグ釣りが盛り上がる年もあるほか、鹿島地区では夏の終わりから秋―冬がメイン。例年、ヒラメがスタートする直前に熱い釣果が報告される。
竿&リール
リールは小型両軸リールがあればOK。手持ちで一日中シャクるので、軽いものが腕の負担を軽減してくれる。
仕掛け
カットウ仕掛けは、オモリと一体型になった付けエサを刺すハリと、そのエサを食いにきたフグをシャクって引っ掛ける掛けバリ(3本イカリバリ)がある。一般にはこの掛けバリを2つ段差にしてセットする。状況に応じて、オモリ上の道糸との間にカワハギ釣りのような胴突き仕掛けを接続して、アオヤギやエビなどを付けて食わせて釣る方法を取る。
フグ釣りテクニック
ショウサイフグは意外と根のきついポイントに群れで生息する。貝類やエビ、カニなどの硬いエサでも歯でバリバリとかみ砕いてしまう。まずは仕掛けを根掛かりさせないように注意すること。タナは基本的に底付近だが、付けエサで誘うとやや浮くことも多い。
いったん仕掛けを底まで沈め、50―100センチほど浮かせる所からスタート。竿を上下させてエサをアピールする。竿の上下の動きを繰り返す合間に、3―5秒に1回、鋭くシャープな空アワセを織り交ぜる。この時に、近くに寄ってきたフグが掛けバリに引っ掛かる。
空アワセの注意点として、あまり一定のリズムになり過ぎないこと。フグが空アワセのタイミングを覚えてしまい、掛からなくなってくるからだ。もちろんアタリがあってからアワせて掛けるのも面白い。この駆け引きが非常に繊細で腕の差が出るポイントなので、研究しながらトライしよう。
チェックポイント
フグ釣りの魅力
食味が最高のフグ。これが一番の魅力であることは間違いないが、アタリがあるのに掛からない、そんなゲーム感覚も人気の一つ。フグは意外にもエサ取りが上手で学習能力も高く、釣り人の腕の差が釣果へ如実に表れる。これが多くのファンにシーズンを問わずに親しまれている理由だろう。




