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Coming旬: 2008年10月
Coming旬Vol.7ヒラメ10月
- 2008年10月 1日 10:55
- Coming旬
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ヒラメ
美味しさと高級感が分かるからこそ、いつでも手に入るほど身近でないからこそ、自分で釣り上げて食べたい! と感じるのだろう。
そんな人気のヒラメを狙うことができる船宿は多く、専門船も数多い。食においては「寒ビラメ」と呼ばれ、これからの晩秋―冬が最もぜいたくに楽しめる、まさに"旬魚"といえるだろう。
シーズンとエリア
ヒラメは冬が旬のターゲットだが、エサを活発に追い、アタリが多いのは水温が下がり切る前のようだ。食味の点を考慮して10―11月に「ヒラメ解禁」となるエリアが多いが、周年楽しめる場所や、夏時期の数釣りを売りにするエリアもある。
ヒラメで人気の高いエリアの代表は千葉・外房。また、11―12月にオープンする茨城・鹿島灘も多くのヒラメファンが詰め掛けるエリアだ。
内房や相模湾―伊豆半島周辺―駿河湾方面にもヒラメで出船する船は多数あるが、例えば外房の大原港のように、解禁と同時に何十軒という宿がヒラメ狙いで出船することはない。
外房地区では6月より銚子・外川港と飯岡港がヒラメをスタートさせる。南下して九十九里・片貝港が9月に部分解禁し、10月に全面解禁。そして太東港・大原港・御宿岩和田港・御宿港・太夫崎港と続く。
茨城では11月に鹿島港がスタート。12月に大洗港や那珂湊港。日立方面の各港へ北上していく。
竿&リール
各エリアで使用オモリが異なるため、全エリアのヒラメ釣りに同一の竿が適しているとは言い切れない。ただし、生きたイワシを捕食するヒラメに違和感を与えず食い込ませたいという思惑があるから、必然的に胴調子竿が好まれるようだ。
潮の流れが速いエリアで底近辺にいるヒラメを攻略する時は、どうしても80―100号といったオモリになる。かつて大原港で超速潮の時、120号のオモリを船長に指示されたこともあったほどだ。
外房では60―80号のオモリが標準だが、状況により重くなる場合もあるので、オモリ負荷30号の竿だけでなく、オモリの重さに負けないパワーを持った竿も必要になる。
また、流し釣りのように「待ち」の多い船と、積極的に根を回ってスピード勝負する船とがあるので、食い込みを重視させたやや軟らかく胴調子の竿と、ピンスポット攻略に適したやや張りのある竿とを使い分けることをおすすめする。
リールは小型両軸リールで十分。小型電動リールを使う釣り人も増えたが、「手持ち」スタイルで行うヒラメは軽いリールに分があるといえる。
仕掛け
エサを付ける親バリは丸セイゴの16―18号、孫バリはトリプルフック(3本イカリ)の8号が一般的。孫バリはシングルやダブルフックも使い分ける。ハリ掛かりをよくさせるのか、根掛かりを防止するのかなど状況に応じて判断しよう。
ヒラメの場合、一般的にはハリスの号数を落として食いがよくなるとはいわれない。大判ビラメを想定した4―6号ハリスが標準だ。
ただし、エサのイワシはハリスが細いほど長く元気に泳いでくれる。このあたりの駆け引きが微妙で、それを微調整できるからと、自作する人も多い。
ヒラメ釣りテクニック
以前は底をしっかりキープし、置き竿にして待つ・・・という釣り方が盛んだったが、現在は積極的に底ダチを取って「落とし込み」の誘いを繰り返して行うのが主流のようだ。
特に船の攻め方が根周りのピンスポット攻略である場合、仕掛けのオモリを底に這わすと根掛かりしやすいので、絶えず底を切るアプローチが必然となる。
船が横流しスタイルでポイントを攻略する場合も、仕掛けの落とし込みによる誘いがあるからこそ、反射的にヒラメが食ってくることがある。
誘い以上に微妙なのが「アワセ」のタイミング。ヒラメ40とよくいわれるように、遅アワセは基本中の基本。小さなアタリの後に糸を送り込み、グーッと重みを感じてハリ掛かりを確認してから竿を上げてアワせる感覚が大切になる。
ただし、大型ヒラメほど一気にイワシを丸飲みにする傾向がある。4―5キロ級以上を釣るのは意外にも"遅アワセするほど待てない"ビギナーに多く、1.5―2キロ級のアベレージサイズほど、アワセのタイミングは難しい傾向にある。
チェックポイント
カレイ目ヒラメ科に分類されるヒラメ。日本各地に生息し、分布域は広い。昨今は養殖物も多く生息し、稚魚放流もされる。ヒラメの裏面が真っ白でなく、白黒のまだら模様になっていたら放流された個体。稚魚放流され、荒海で大きく成長したヒラメの食味は、天然物と変わらないといわれる。天然物でも養殖物でも、2―3キロクラス以上の個体の「エンガワ」はやはり高級感タップリの食材だろう。
ヒラメ釣りの魅力
決して姿・形が美しいとはいえないヒラメ。よく走って、ファイトが格別に楽しいともいうわけでもない。なのに「船釣りはヒラメしかやらない!」という釣り師もよく見掛ける。
言葉には表しにくいが、何ともいえぬ魅力たっぷりのターゲットがヒラメなのかもしれない。




