Home > Archives > Coming旬: 2008年5月
Coming旬: 2008年5月
Coming旬Vol.1イサキ5月
- 2008年5月31日 19:10
- Coming旬
- Comments (Close): 0
- TrackBack (Close): 0
イサキ
イサキはスズキ目イサキ科に分類される。分布域の北限は千葉県外房で、一般には関東以南―西日本一帯に生息し、暖海の外洋にある岩礁帯を好む。
幼魚は3本のしま模様があり、ウリンボ(ウリボウとも=イノシシの子どもの模様に似ていることから)と呼ばれ、漢字では伊佐木、伊佐幾または鶏魚など。身の色(白身で薄ピンク色)が鶏肉に似ていることや、背ビレを広げた時にニワトリのトサカのように見えることから「鶏魚」の漢字を当てたようだ。
刺身で食べるのが最も美味だが、脂がたっぷり乗っている時期は塩焼きやムニエルも非常にテイスティーだ。
シーズンとエリア
釣り人の間では「梅雨イサキ」と呼ばれ、初夏が旬の魚。夏に産卵するとされるが、産卵期間中に何回かに分けて行う「多回産卵」というタイプ。また、その時期が大変美味というのが一般的なイメージだ。
一方、旬(とりわけ食味)は冬の"寒イサキ"というエリアもあり、周年狙えるターゲットとも言える。
6月に解禁となる神奈川県三浦半島(東京湾側)剣崎沖が、首都圏を中心とした船釣りファンの人気エリア。ジャンボイサキを売り文句にする静岡・伊豆下田方面も魅力いっぱいだ。さらに、イサキの北限ともいえる千葉外房地区も晩春から夏いっぱいまで楽しめ、見逃せないスポット。
竿&リール
静岡・駿河湾地区や伊豆方面では80―100号のビシを使用するので、竿は50―80号オモリ負荷。長さは2.1―2.7メートルほどでよいだろう。
使用するオモリが40―60号の場合は、オモリ負荷30―50号の竿。長さは同程度で、操作性のよいシャープな竿がコマセを振りやすいなどの利点が生かせる。
「イサキ専用設計」という竿の市販品は少なく、ウイリーシャクリ用やコマセシャクリ専用竿などを使うのがポピュラー。
リールは中―小型両軸リールか電動リール。PEライン4―6号が200メートル巻ける大きさの物であれば問題ない。
仕掛けとエサ
仕掛けも地域によってさまざまに異なる。使用ビシが80―100号のエリアでは、ハリスは4号以上を4.5―6メートルと長め。これは静岡地区に代表される仕掛けで、イサキだけでなく大型のマダイや青物も掛かることを想定しての号数だ。
神奈川―外房地区ではビシ60号前後だが、この場合はハリス1.5―2号、2―3.5メートルが標準。
ハリは同エリアでチヌバリ2―3号かムツバリ7―9号。ハリス4号以上を使うエリアでは、マダイバリやグレバリの9号前後を使用する。
イサキ釣りテクニック
さて、イサキは大釣りできる時と、食い渋る時の差が激しいターゲット。コマセに狂って興奮すると、何をやっても爆釣となるケースもあるが、逆に学習能力が高いとも言われ、魚探に群れの反応はあるのに食い渋って釣れない...というケースも多い。
まず基本となるテクニックは、しっかりとタナをキープすること。カウンター表示付きのリールでタナを合わせても微妙に異なっている場合が多いので、PEラインのマーキングを見てきっちりと船長の指示ダナへ仕掛けを送り込もう。
コマセを振って、その煙幕の中へ仕掛けが同調するようにする。基本は指示ダナ+4―5メートル深くビシを送り、シャクり上げながらタナにセットして、アタリを待つ。
食い渋ってアタリがない時には、ハリス1.5―2号でさえイサキは見切ってくる傾向も。そんな時を想定し、さらに細い0.8―1号ハリスを準備していくのも手だ。もちろん、ハリも小さめのチヌバリ1―2号を準備しておくと、吉と出る場合があるゾ!
チェックポイント
食い渋り時のさらなる最終手段とし、付けエサで一般的なイカタンやオキアミではなく、小バリにコマセのアミエビを刺してみるワザもある。
○コマセについて
コマセに使用するのはアミエビやオキアミが一般的(オキアミは禁止の地域もあり)。これらをブレンドして使うエリアや、サンマ&イワシミンチというエリアもある。
○付けエサの工夫
付けエサでポピュラーなのはイカの切り身を小さくカットしたものやオキアミ。ウイリーバリと組み合わせてハリ付けしたり、食いがたっている時は空バリにも掛かってくる。
イサキ釣りの魅力
さらに、どのエリアでも比較的交じり物が多いのもイサキ釣りの魅力。マダイやハナダイ、アジ、メバル、メジナ、チカメキントキ、ウマヅラハギなど多彩なゲストが登場する。細ハリスにグッドサイズのマダイが掛かった時はスリルも満点。豪華な土産に、満足度の高い釣りになること請け合いだ。




