- 2010年1月26日 13:40
- つりそくキッチン
深場の釣りをしていると、こっけいな魚たちが掛かってくる。深海のサメや妖精のような顔をしたトウジン、どれも見慣れないユニークな姿で思わずふいてしまう。今回はタナ300―500メートルのアコウを釣っている時によく掛かってくる「ギス」を使った料理を紹介しよう。
深場釣り師からすると厄介な魚で、引きがよいので一瞬本命と間違えるほど。またラインをよって、独特のヌルで仕掛けを駄目にする。
刺身にしても焼いてもさほど旨くないギス。さらに皮と身の間に骨が入っているので一筋縄ではさばけない。せっかく釣り上げた魚だが、リリースするのがオチとなる。
しかしこの魚、淡白で味気がない分、練り物には最適だ。そこで、練った身にレンコンと長ネギを入れた揚げ物を作ることにした。澄んだ淡白な身にシャクシャクの食感のレンコン、そして長ネギの風味が実に合う。
邪魔者扱いはもう止めだ。実は練り物界の中では高級とされている魚なのだから。
1.ギスを三枚に下ろし、スプーンで身をこそぐ。
2.身を包丁で細かく叩き、少量の塩、砂糖、片栗粉、ショウガの絞り汁に水大さじ3杯を入れて練りこむ。
3.レンコンを5ミリの厚さに切り、それを6分の1に切る。長ネギの青い部分を千切りにして2を混ぜ合わせる。
4.おたまを利用して形を整え、やや低めの温度で揚げる。
5.盛り付けにすったショウガをこんもりと乗せて完成。
揚げたてにショウガを乗せ、しょう油をかけて七味を少し振り、ホクホクと食べる。ぷりっとした食感とレンコンの歯触りがなんとも癖になる一品だ。揚げたての絶妙な味に舌鼓を打ってください。
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