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イラのオリーブグリル(ガーリック風味)

090511n1.JPG イラという魚をご存じだろうか? コブダイのようでありブダイにも似た、どことなくベラのような愛くるしいピンク色の魚だ。この魚は、捕まえようとすると向こうからちょっかいを出してきて、イライラするからイラと名づけられたというなんともユニークな魚だ。
 そのイラが、カラス貝のエサで船からイシダイを狙っている時に掛かってきた。表皮の「ヌル」、そして大きくて硬いウロコなどで少し下処理が厄介なところがあるが、イラは実は美味しい魚なのでぜひ食べてみてほしい。
 2キロのものと1キロ級が釣れたので、大型の身は昆布締めにし、頭部は塩焼きに! また、小型の方はグリルにすることにした。昆布締めにした身は真っ白に透き通り、さっぱりとした中に甘みが感じられ、すがすがしい味! また頭はゼラチン質と一緒に食べると、これまた美味!
 今回紹介するのは、小型の1キロ級を使ったイタリアングリル。ニンニクとオリーブオイルを用い、淡白で身離れも良くプリッと風味良く仕上がった。

1.魚のヌルをタワシで落としウロコ、ワタ、エラを取り除く。
2.魚の両面に縦に包丁を入れ、その切れ目にニンニクのスライスを挟み込む。塩こしょうをしっかりとして10分ほどなじませる。
3.耐熱皿に魚を入れ、腹に長ネギ・セロリを詰める。また、魚の脇にも長ネギ・セロリを敷く。
4.上からオリーブオイルをたっぷりと回しかける。さらに粉チーズ、パン粉を振りかけてオーブンの中に入れ、20分ほどじっくりと焼き上げれば完成。

パン粉・粉チーズの香ばしさとニンニクの風味が相まって、何ともいえない一品に仕上がった。はしで開けば純白な身はホクホク、ホロホロと身離れも良く、またガーリックオイルとの相性も抜群で口の中に甘味が広がる。もしイラが釣れたら、イライラしないでこの料理に挑戦してみてください。ユニークでこっけいな魚が、あっと驚く白ワインが似合うしゃれた魚に変化しますから。

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