- Last Modified: 2008年8月 6日 15:22
堤防サビキ釣り
サビキ釣りとは
基本的に、ゴムや魚皮でできたバケの付いた擬似バリをアミエビなどコマセの煙幕と同調させて、その煙幕に寄ってきた小魚をだまして釣る釣り方。釣りの対象となるのはイワシ、アジ、サバなど小型の回遊性の魚で、だいたいどの地域の堤防においても初夏から秋にかけてが釣りやすい。人気の釣り公園などでは、これらのシーズンにどっと釣り人が押し掛けるシーンがよく見られる。
主流となるのは6―7本バリ仕掛けで、群れが回ってきた時には魚が鈴なりになって釣れ、効率よく数釣りを楽しむことができる。ただ、いつでも入れ食いが続くというわけでもなく、要所を突いた釣り方をする必要があるぞ。
タックル&仕掛け
磯竿であれば1―2号負荷で、長さは3.6―4.5メートルほど。5.4メートルでもよいが、手返しが重要な釣りなので持ち重りのするものは避けよう。リールは小型スピニングリールで、道糸としてナイロン3号程度を巻いておこう。
ここへ仕掛けをつなぐが、この仕掛け上部のスナップ(あるいはサルカン)の部分にオモリのないコマセ袋(カゴ)を付ける。仕掛けの一番下にはナス型オモリ5―10号程度を付ける。
仕掛けは魚皮やスキンなどさまざまな種類のものが販売されているが、ハリのサイズとしては狙う対象が豆アジなど小型なら袖バリ3―5号、いわゆる小アジなど中型になってくると5―7号を使用する。20センチを超えるサイズにはもう少し大きめのハリがよい。市販の仕掛けは6―7本バリが多いが、中には10本バリなどもある。
小アジが岸際まで回遊しない場所でも、少し沖にはアジが回遊している場合も多い。そんな時は、飛ばしウキを付けて20―30メートル先まで広範囲を探ってやろう。入れ食いになることも珍しくないぞ。
この飛ばし(投げ)サビキでは、使用するオモリと同じかそれ以上の負荷のあるウキを使うが、このウキがピョコピョコと沈む様がまた面白い。
さらに、最近はやりなのがトリックサビキと呼ばれるもので、コマセ袋を使わず、ハリにアミエビを付けて釣る釣法。アミエビを付けやすいようハリスが短くなった専用の仕掛けも多く発売されており、イワシやアジ以外の魚もよく釣れる。
バケのいろいろ
まず魚皮についてだが、サバ皮はハゲ皮に比べて少し軟らかく、濁り潮の時に有効とされるオーロラなどと呼ばれる光沢を放つものもある。スキンにはピンクや緑、白、蛍光色のオレンジなどの色が付いており、中にはこれまた濁り潮の時に威力を発揮する夜光タイプがある。
このバケによって食いはかなり違ってくる。色はもちろん、素材やバケの大きさなどによっても変わるので、数種類持参しておくと心強い。また、釣行時にはどういったサビキで釣れているのかを周辺の釣り具店などで聞くことを心掛けて。
最近では1本1本に違う色の魚皮やスキンを巻いている欲張りな仕掛けもあり、まずこういった仕掛けで当日の当たりバケを探るのも悪くないかも。
釣り方
釣り場に着いてまず行いたいことはアミエビブロックの解凍。すでに解凍されているものや生タイプであれば必要ないが、冷凍ブロックはなかなか溶けないので、取りあえず水に浸けておくようにしよう。
釣り方としては、コマセ袋にアミエビをだいたい8分目ほどまで詰め、仕掛けを投入してから竿を2―3回大きくあおってコマセを振りだそう。この時、コマセ袋にアミエビをあまりギュッと詰め込み過ぎないこと。余計に出が悪くなるので、軽く押さえる程度にしよう。
振りだした後は仕掛けを少し上げ、コマセの煙幕と仕掛けを同調させてアタリを待つ。狙いは回遊魚だけに、群れがつくまで何度も手返しよくコマセを撒き続けよう。
口が弱いのでブルブルッとアタリがあってもアワセは厳禁で、そのままゆっくりと竿を上げてやるか、追い食いを待ってズラズラーッと多点掛けを楽しもう。
ただ、サバが掛かった場合には走り回って仕掛けがグチャグチャ・・・ということも多いので、周りとのオマツリを防ぐという意味でも早く上げてしまった方がよい。
また、魚がサビキ仕掛けの上部に多く掛かっている場合はタナが深く、下に掛かっている場合はタナが浅過ぎるので、うまく回遊しているタナに合わして、数を稼ぐようにするとよい。
チェックポイント
◎夏場は効率よく
アジやイワシなどの群れが回ってくるのは、朝夕のマヅメ時が多い。もちろん日中でも釣れないことはないが、この暑い夏場なら朝夕の好時合を効率よく攻める方が体力的にも賢い選択!?
◎マナーを守って
サビキ釣りの後はアミエビで堤防が汚れるので、水をくんで流すこと。また、絡まった仕掛けなどは放置せずに、しっかりと持ち帰ろう。マナーを守って気持ちのよい釣り場づくりを。
関西流「下カゴ式」に学べ
関東でのサビキ仕掛けといえば仕掛け上部にコマセ袋を付けるのが一般的だが、関西では仕掛けの下部にオモリと一体式のプラカゴを付ける下カゴ式が主流となっている。さらに、この下カゴにマッチした「吸い込みバケツ」(第一精工・800―1200円)なるものが存在し、その中へカゴをチャプチャプと浸けるとアミエビが詰まる仕組みになっている。手が汚れることもなく、手返しのよさは抜群だ。
一概にどちらがよいとは言えないが、水深や潮流などその釣り場に合わせた選択が肝心。関東の人もこの関西流下カゴ式サビキ、一度試してみる価値ありだぞ。
サビキアイテム勢ぞろい
フタをめくればすぐに使える常温タイプのアミエビ。粒ぞろいで、カゴへ入れるのに便利なスプーンも付いている。600グラム入り。
◎マルキユー「サビキ君1kg」
ウエットタイプで、袋の先端を切ってコマセカゴへ絞りだすだけの集魚材。手が汚れることなく、たっぷり使える1キログラム入り。
◎がまかつ「サビキ横丁 上カゴ式」
6本それぞれにピンクスキン、小アジハゲ皮、ウーリーオレンジなど違う擬似バリが付いている。全長1.2メートル、上カゴ付き。サイズはS、M、L。各380円。
◎ハヤブサ「079ピンクスキン」
定番の小アジ専科シリーズ。超ソフトラテックスで生命感を演出。3?10号まであり、ハリスの太さが違うものもラインアップ。6本バリ、全長1.4メートルと1.75メートル。
◎オーナーばり「イッカサビキ レックス」
キラキラのレックスが海中でアピール。超硬ハリス使用で絡みにくく、夜光玉が濁り潮や朝夕時に威力を発揮する。全長1.5メートル、7本バリ、3―10号、各250円。
◎ヤマリア「うみが好き サビキ上カゴセット」
カゴ、オモリ、替サビキが付いたセット。ハリは新アジバリで、ピンクスキンラメ入り、夜光スキンラメ入り、ハゲ皮ラメ入りの3種。全長1.2メートル、共に5―7号。
◎ささめ針「サビキッズ ピンクベイト」
子ども、女性対応で全長が1メートルと短く、5本バリ仕掛けで扱いが楽。穂先巻き込み防止用のシモリ玉付き。小アジ丸軸(金)3―7号、各200円。





