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小物特集 ロックフィッシュ〈船〉

  • Last Modified: 2008年8月 6日 14:15

船DEロックフィッシュ


080806n5.JPG   夏の風物詩的存在ムラソイ。このロックフィッシュを「釣れちゃった」ではなく「狙って釣った」というためのこだわりの攻略法とは。【まとめ=編集部・齋藤 取材協力=大貫丸】







成長が遅い、だから大型に価値がある


080806n2.jpg カサゴ目フサカサゴ科メバル属のムラソイは、全国の沿岸、浅い岩礁帯の海域に生息する。ムラソイの仲間にはアカブチムラソイ、オウゴンムラソイ、ホシナシムラソイなどがいる。
 さて、フサカサゴ科の仲間の魚は成長に時間がかかることで有名。ムラソイも例外ではなく、20センチに達するのに4―5年、40センチになるまでに10年以上かかるとされる。小型魚の寿命は短いのが普通だが(イワシが3―4年、キスは5―6年)、それだけに長生きするロックフィッシュは大物になるほど存在価値が高い。

タックル


080806n1.jpg◎パワーある竿を!
 スタンダードなタックルは、小型両軸リールに1.8―2.4メートル前後の比較的パワーがある竿。オモリは30号を使用する。「30号ならライト感覚の竿でよいのでは?」と思うかもしれないが、瞬時に根に潜る時のパワーは想像以上だ。当然、竿にもそれを引っ張りだせるだけのパワーが要求される。
◎リール 右巻きと左巻きを考える
 リールは小型両軸リール。PEライン2―3号を100メートル巻いておけばよい。手持ちで操作する時間が長いので軽量な物が有利だ。
 リールのこだわりとして、右利きの場合右巻きのリールを使う人が多く、市販の両軸リールもその多くが右巻き仕様。しかし、手持ちで誘いをかけるムラソイ釣り。この時に右巻きリールだと、竿を持ち替えなければ巻く動作に移れない。逆に左巻きリールの場合、右手で持った竿を持ち替えず瞬時に巻く動作に移れるため、よりスピーディーなのではないか。昨今、手持ち重視の釣り物では左巻080806n4.JPGきリールを使う人が多いようだ。
 ムラソイの場合もアタリがあったら瞬時に根から離さないと潜られてしまうため、持ち替える暇などない。以上を判断すると、右利きの人は左巻きハンドルの両軸リールが有利なのでは。




オモリにこだわる 形状と色


  実釣取材に訪れたのは熱いムラソイエリアの日立久慈沖。取材当日に狙ったポイントは水深5―8メートルと浅いが、かなり根がキツく複雑。
 そこで、丸オモリ(30号)にこだわる釣り師もいた。丸い形状は転がって複雑な根の奥まで入りやすく、深く隠れているロックフィッシュに効果が高いとのこと。
 また、ロックフィッシュ全般に赤色が効くといわれ、試してみるのも面白い。

仕掛けとエサの工夫 狙う層を広く魚種多彩に

 
080806n6.JPG   仕掛けはオモリが仕掛けの一番下に付く胴突きタイプで、2本バリの上下に違う種類のエサを付ける。基本となるエサは、上バリがエビ、下バリには冷凍のイカナゴ(12センチ前後)。
 さて、なぜ2種類のエサを使うか。まず下バリだが、オモリのすぐ上に枝スが出ているので、根に潜ったムラソイを好物のイカナゴで直撃する。そして、上バリのエビエサにはクロメバルなどがヒットする。
 これはメバルがムラソイに比べて、若干宙層の藻などにつきやすい習性を利用したもの。つまり、下バリで根の奥のムラソイを、上バリで少し浮いているメバルを一つの仕掛けで一網打尽にするのだ。そのために、両魚種が好むエサを上バリと下バリに分けて付けているのだ。
 また、仕掛けの胴突き部分にサビキ仕掛けを追加して、活性の高いクロメバルを多点掛けで狙えるようハリ数を増やす釣り人もいる。さらに、スキンバケの付いたサビキにエサのエビを追加する作戦もある。これもメバル狙いに有効だ。

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